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ヒッグス粒子 株で大儲けした人は多いかなぁ

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ヒッグス粒子のノーベル賞受賞は無いと豪語しているひている人がネットでは見かけました。
しかしこの受賞で関連株がますます高騰するでしょうか。

大口の投資家なんかはとっくに情報を仕入れていて関連銘柄を大量に買っていることでしょう。
そしてささっと売っぱらってガボット儲ける。
これが先見の明ってやつですね。

ノーベル賞の受賞が決まってから買っているようでは遅いのかもしれません。
いや遅いか。




Q


竹内薫氏から「理系」の匂いを感じますか? 知識が豊富なのは分かりますが理系の匂いを感じません。どちらかと言えば文屋(文系)の人に思えます。

平たく言えば「この人スゴイな」とまったく感じません。

ーーー
NHKサイエンスZERO「ヒッグス粒子」の番組「これを見れば疑問がすべて解けます」というのを期待してたのですがガッカリしました。

竹内薫氏の結論

①「ヒッグス粒子は粒子ではなく場!場だったのです」

②「我々の周囲はヒッグス場で満たされ素粒子はヒッグス場と相互作用をしてる(相互作用の強さが質量)」

言ってる事よく分からない。(素粒子が質量を持つ理由が変)

専門家との座談会では超対称性の世界(我々の世界とまったく同じだが僅かに違う別次元)の話をしてるのに竹内薫氏は「スーパーなヒッグス粒子を見つけちゃったと言う事ですね」と、またまたよく分からない発言。

専門家はヒッグス粒子だけが唯一無二の存在で時空と言う隔たりがない可能性を言いたかったのでは。

質問はタイトルです。よろしくお願いします。

A


専門家っていう一般人の理解をはるかに超えた世界と, 一般人の間の通訳を必死にしようとしてるけど, イマイチそれが一般人側には通じきっていないんだろうなあと思います.
私から見て, 専門家の話はしっかり理解したうえで一般向けに話そうとしていますが, 指導者が上手ければ素人がプロ野球選手の球を打てるかという話で, わからんものは分からんし, 難しいものは難しいんだと思います.
最先端の研究者の話を彼自身はほとんど誤りなく理解しているようですし, その辺専門家側から見ればなかなかやるな, とは思うのですが, 肝心の一般人には結局よくわからんままなので, イマイチな解説者だなあと思われても仕方ないかも.
いまいち容量を得ない, ああでもないこうでもないと言葉をこねくり回す様子は確かに文系の人っぽく見えるかもしれないですね.
実際には理系の立場から, いわゆる文系の人に伝えるにはどういう言葉を使えばいいか試行錯誤してたんだと思いますが.

ヒッグスについては, まず「ヒッグス粒子がまとわりついて物体の運動が遅くなる」という使い古された誤った認識の問題点を突き,
ヒッグス場と粒子の相互作用という正しい認識をうまいこと普通の人にわかりやすくしようとして, 結局うまく伝わらなかった, と専門家側からは見えています.
質量を持たせているのは「ヒッグス場」であり, 場という膜のようなものに生じたコブみたいなものが1個のヒッグス粒子という描像だとそこまで誤っているわけではなくなります.
場が質量を持たせるって何ぞやとか思うでしょうが, ここを理解するには大学院生クラスの数学知識がないと不可能です.
そもそも目に見える物体と全く違う法則に従っているので, 可視化するって試み自体が無茶なんです.
その中でよくやった方だとは思いますが.
まとわりつくっていう表現が広まった一つの原因は, それがいかにももっともらしく, わかったような気分になれるからだと思います.
とにかく「粒子がまとわりつく」って有名な表現は誰の思いつきか知りませんが全く誤ったむちゃくちゃな解説であり, それが間違っており, ヒッグス粒子ではなくヒッグス場が下手人と視聴者に伝わればこの番組はまずまず成功だと思います.
場と質量のメカニズムが知りたいなら正直私には分厚い素粒子論の専門書を読めとしか言いようがないです.
狩猟採集と物々交換で生きる古代人に為替と株の説明をするよりも難しいと思います.

あと「スーパーなヒッグス粒子」は専門的には正しい物理用語です.
超対称性を持ったもの, というのをsupersymmetryというのは長いので, 素粒子屋はたいていsuperと略します.
例えば「超ひも理論」はsuperstring theoryの訳語なのですが, この意味は超対称性を持ったストリングを扱う理論という意味です.
その辺は解説しないと一般人に伝わるわけないので, やっちまったなーと見ながら思ってました.

またヒッグス粒子だけが唯一無二…とかは誰も言ってませんし, そんな事実はないです.
空間3+時間1の4次元より外側の世界の兆候が見えるとしたらヒッグス粒子絡みかもしれない, 的なことは言っていたと思いますが.
そう誤って伝わったのであれば, 「粒子がまとわりつく」みたいにこの誤解が広まってしまわないか私は心配です.

結局のところどこかの偉い人の言った「学問に王道なし」.
数学知識がないのに分かった気になれる量子力学なんてのは表面だけのまがい物です.
90分走る体力もないにわかサッカーオタクがワールドカップの采配にケチをつけるのと同じことです.
猿でもわかる量子力学なんてのはあり得ないというのが, まず初めに一般人が理解するべき現実だと私は思います.

(補足)
理系の知識なら私は竹内氏をはじめとした専門家に遠く及ばない, ただの理系大卒の一般人ですよ.
一般人に近い人間が, おおざっぱでいい加減な説明をするから専門家の厳密で正しい説明より身近には感じるかもしれません.

説明とは異なる知識の間に橋を架ける作業みたいなものです.
私は一般人と専門家の岸の間にとりあえずロープを一本渡したようなものです.
なるほど2つがつながったようには見えますが, 渡ろうとすると途中で落っこちてえらい目に遭います.
どうかこれで分かったとか思われませんように.

ぶっちゃけた話, 学者さんは自分の信頼にも関わるので, 難しくてもしっかり厳密に正しい話しかしたくない.
誤った説明で理解した「つもり」にさせるくらいならちんぷんかんぷんな方がずっとましだと思っている人種です.
でも番組のタイトルや企画を作る, 放送局の人は一般ウケのいい「サルでもわかる」「これでバッチリ」を求めるのでそこからして齟齬があるらしいんですよね.
先生方の説明が分かりにくいのは, そもそも一般人に話すのが仕事ではない人を呼びつけ, 無茶な要求を出して無茶なタイトルのもとに喋らせる放送局のせいで起きた不幸と言えるかもしれません.


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